リコーの平均年収は860万円|年代・役職・職種別の給与実態

リコーの平均年収は860万円|年代・役職・職種別の給与実態

株式会社リコー
RICOH COMPANY, LTD.

平均年収
860万円
2025年3月期 有価証券報告書
平均年齢
45.4歳
2025年3月期
月間残業時間
約12.5時間
2024年度
男性育休取得率
97.6%
2024年度
中途採用比率
24.9%
2024年度
離職率
1.6%
2024年度

リコーの平均年収は860万円(平均年齢:45.4歳)

この記事では、株式会社リコーの平均年収860万円の内訳と、年代別・役職別・職種別の給与実態、同業他社との比較、ジョブ型人事制度が昇給に与える影響を解説します。

有価証券報告書(2025年3月期)によると、株式会社リコーの平均年収は860万円(平均年齢:45.4歳)です。精密機器・OA機器業界の競合他社の中では、富士フイルムHD(1,124万円)・キヤノン(882万円)に次ぐ水準で、コニカミノルタ(821万円)やセイコーエプソン(794万円)を上回ります。

年収推移を見ると、2021年度の782万円から2025年3月期の860万円へと4年間で78万円増加しています。2022年4月に導入したジョブ型人事制度の効果もあり上昇傾向が続いていますが、平均年齢が45.4歳と高めであることを踏まえると、20〜30代の若手・中途入社者の実態年収はこの数値より低い傾向があります。

平均年収860万円の手取り額の目安

年収860万円の場合、所得税・住民税・社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)を差し引いた手取り額は約600〜620万円程度が目安です(扶養家族の有無や各種控除の状況によって変動します)。月額換算では約50〜52万円となります。

目次 閉じる

  1. 株式会社リコーRICOH COMPANY, LTD.
  2. リコーの平均年収は860万円(平均年齢:45.4歳)
  3. リコーの年収ランキング|同業他社との比較
  4. リコーの年代別の年収|20代・30代・40代・50代
  5. リコーの役職別の年収
  6. リコーの職種別の年収
  7. リコーのボーナス・賞与と年収体系
  8. リコーの初任給|大卒・院卒・高専別の水準
  9. リコーの年収が高い理由|数字が示す職場の実態
  10. リコーへの転職におすすめの転職エージェント
  11. リコーに関するよくある質問
目次へ

リコーの年収ランキング|同業他社との比較

リコーの平均年収が精密機器・OA機器メーカーの中でどのくらいの水準かを、主要競合6社と比較してみましょう。各社の有価証券報告書・各種調査データをもとに整理しました。

順位企業名平均年収平均年齢
1位富士フイルムHD1,124万円43.5歳
2位キヤノン882万円44.3歳
3位株式会社リコー860万円45.4歳
4位コニカミノルタ821万円46.3歳
5位ブラザー工業804万円43.6歳
6位セイコーエプソン794万円43.2歳

同業他社との平均年収比較(各社有価証券報告書 2025年3月期〜2025年12月期 ※富士フイルムHDのみ持株会社ベース)

リコーは業界内で3位の水準に位置しています。1位の富士フイルムHDとは264万円の差があります。4位のコニカミノルタとは39万円差と拮抗しており、業界内の順位は今後の経営成果次第で変動する可能性があります。

注目すべきは平均年齢と年収の関係です。リコーの平均年齢(45.4歳)は競合他社の中でも高めです。長年の年功部分が平均を引き上げているため、入社5〜10年目の30代前半では年収600〜700万円台が現実的な水準と見てください。

リコーの年代別の年収|20代・30代・40代・50代

リコーは2022年4月にジョブ型人事制度を導入しており、以前の年功序列型からパフォーマンス・役割に基づく報酬体系へと移行中です。とはいえ、年代が上がるにつれて年収が増加する傾向は引き続き見られます。

年代平均年収(目安)手取り月収(目安)
20代約535万円約33〜36万円
30代約660万円約42〜45万円
40代約777万円約51〜54万円
50代約867万円約57〜60万円

年代別年収目安(各種口コミサイト・転職サービスのデータをもとに算出 2025年時点)

20代:約535万円|基礎を積む時期

入社直後から数年はグレードS1〜S2の一般社員として勤務し、年収は400〜550万円程度からスタートします。大卒の初任給は月285,000円(2026年4月実績)で、院卒・専門職は323,000円です。20代後半になるとグレードがS3に上がり、担当業務の成果次第で昇給ペースに個人差が出始めます。

30代:約660万円|ジョブ型制度で差が開く時期

30代はリコーでのキャリアにとって重要な分岐点です。専門性を深めてアソシエイトエキスパート(AE)に昇格するか、マネジメントラインのM1(グループリーダー)を目指すかで、年収の上昇ペースが大きく変わります。30代後半でM1相当に昇格すると1,000万円超えも射程に入ってきます。

一方、「年齢はあるが成果も専門性もない」状態だと昇給幅が縮小するリスクもあります。ジョブ型制度は頑張りが正直に反映される半面、停滞も数字に出やすい制度です。転職を検討している場合は、30代のうちにリコーへの移籍を決断することで、同世代の社内出身者と同水準のキャリアをスタートできます。

40代:約777万円|管理職か専門職かの岐路

40代は管理職(M1〜M2)として室長クラスに就く社員と、専門職として深く携わり続ける社員の両方が存在します。M2(室長)クラスになると年収1,200万円前後が目安となり、会社平均の860万円を大幅に超えます。グレードが上がらなかった場合でも、長年の勤続で年収700〜800万円水準は維持されます。

50代:約867万円|シニア管理職が牽引する水準

50代は部長・事業部長クラス(M2〜M3)の社員が平均を押し上げており、部長相当で約1,572万円が目安とされています。ただし全員が管理職になるわけではなく、シニア専門職として働く社員の年収は800〜900万円台が中心です。リコーは平均勤続年数が約19〜20年と非常に長く、50代の多くが長期間在籍している社員です。

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リコーの役職別の年収

リコーでは2022年4月のジョブ型制度導入に伴い、役職グレードが整理されています。マネジメント職(M1〜M3)とスペシャリスト職(S1〜S3・AE)のふたつのラインがあり、どちらのキャリアを歩むかによって年収の上限が変わります。

グレード役職の目安年収目安
S1〜S2一般社員(エントリー〜中堅)400〜600万円
S3/AE一般社員(上位)/アソシエイトエキスパート600〜850万円
M1グループリーダー(係長〜課長相当)約1,000〜1,303万円
M2室長(課長〜部長相当)約1,303〜1,572万円
M3事業部長1,572万円〜

役職別年収目安(タレントスクエア独自調査・各種口コミデータをもとに作成 2025年時点)

ジョブ型制度で「役職なし=低評価」ではなくなった

以前の年功序列制度では、管理職(課長・部長)に昇進しないと年収の大幅な上昇が見込めませんでした。現在はAE(アソシエイトエキスパート)ラインとして高い専門性を発揮することで、管理職並みの報酬を得る道が整備されています。専門領域で突出した成果を出している社員が年収800万円台後半まで到達するケースも出てきています。

課長・部長クラスへの昇進で年収はどう変わるか

  • M1(グループリーダー)昇進時:年収1,000万円超えが現実的に。一般社員時代との差は年200〜400万円程度
  • M2(室長)昇進時:年収1,303〜1,572万円が目安。40代前半で到達するケースもある
  • M3(事業部長)昇進時:1,572万円超。会社の事業戦略を担う責任職で、評価次第でさらに上振れする

リコーの職種別の年収

リコーでは職種によって年収水準に差があります。口コミサイトのデータによると、営業職・企画職が比較的高く、技術職・設計職は平均を下回る傾向があります。ただし技術職でも専門性が高くAEに昇格すると、営業職の平均を超えるケースもあります。

職種平均年収(目安)
企画・マーケティング職725〜836万円
営業職約828万円
研究開発職約764万円
コーポレート(管理・人事・経理)760〜776万円
技術職(エンジニア)648〜748万円
設計・開発職約695万円

職種別年収目安(OpenWork・各種口コミサイトデータをもとに作成 2025年時点)

営業職|成果連動と安定基本給のバランスが特徴

リコーの営業職は平均約828万円と職種別では高水準です。MPS(マネージドプリントサービス)やデジタルサービス領域での法人営業が中心で、担当顧客の規模・成約件数によって評価に差が出やすい職種です。外資系IT企業の営業職のような極端な成果報酬型ではなく、安定した基本給の上に評価が乗る形で、リスクを抑えながら高収入を狙いたい人に向いています。

技術・研究職|専門性とAE昇格が年収の鍵

技術職・設計職は平均年収が648〜764万円と全体平均を下回りますが、これはグレードの低い若手エンジニアが多いためです。AE(アソシエイトエキスパート)に昇格すると年収は800万円台後半まで到達します。リコーはAI・デジタルサービス領域に注力しており、ソフトウェア・AI系のエンジニアには育成・報酬面でのテコ入れが進んでいるという口コミも見られます。

ハイクラス向けおすすめ転職エージェント3選

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リコーのボーナス・賞与と年収体系

リコーの年収は「基本給+賞与(年2回)+各種手当」で構成されています。賞与は年2回(7月・12月)支給で、会社業績と個人評価の両方が反映される仕組みです。

リコーの年収体系
  • 基本給:月給制。グレード・職種・担当業務の内容をもとに決定
  • 賞与:年2回(7月・12月)支給。目安は年間4〜5ヶ月分。会社業績と個人評価が反映される
  • 各種手当:住宅手当(独身寮・社宅制度)、家族手当、通勤手当、時間外手当など

ジョブ型人事制度が昇給のルールを変えた

2022年4月の制度導入以前は、年次が上がれば自動的に昇給する年功型の色が濃くありました。現在は担当する「ジョブ(業務内容)」の難易度・貢献度に基づいて報酬が決まる仕組みに変わっています。昇給は年1回(4月)で、評価結果と担当ジョブのグレードをもとに決定されます。

  • プラスに働く人材:明確な成果・専門スキル・ジョブグレードの高い業務を担う社員
  • マイナスに働くリスク:担当業務のグレードが低く、成果も平均的な場合は昇給幅が縮小する可能性
  • 中途入社者への影響:即戦力として高いグレードのジョブを担当できれば、年功によるハンデがない分、早期に年収を引き上げやすい

リコーの初任給|大卒・院卒・高専別の水準

リコーの2026年4月入社実績の初任給は以下の通りです。大卒285,000円・院卒323,000円と、大手メーカーの中でも標準〜やや高めの水準を維持しています。1年目から賞与・各種手当が加算されるため、初年度の年収は想定を上回るケースがほとんどです。

学歴・区分月額初任給年収換算(賞与込み目安)
博士卒350,000円約590〜630万円
修士卒(院卒)323,000円約540〜580万円
大卒(学士・高専専攻科)285,000円約480〜520万円
高専本科卒250,000円約420〜450万円
高校卒220,000円約370〜400万円

初任給(2026年4月入社実績 / 年収換算は賞与4〜5ヶ月込みの目安)

リコーは独身寮・社宅制度が充実しており、住居費の自己負担が大幅に抑えられることも手取りを実質的に押し上げる大きな要素です。同等水準の初任給の企業と比べても、福利厚生込みの実質的な待遇は上位に位置します。また、入社1年目から賞与が支給されます(入社年度は按分支給)。

リコーの年収が高い理由|数字が示す職場の実態

リコーの年収水準が精密機器業界で上位を維持している背景には、単なる「給与の高さ」だけでなく、安定した事業基盤と持続的な投資という構造的な理由があります。以下の数値がその裏付けです。

  • 売上高2兆5,278億円(2024年度):グローバル200カ国以上で事業展開する安定した収益基盤が高い報酬水準を支えている
  • 離職率1.6%(2024年度):大手製造業の中でも極めて低水準。社員が長期的に安心して働ける環境であることを示す
  • 男性育休取得率97.6%(2024年度):取りやすい文化が定着しており、ライフイベントによるキャリアへの影響を抑えやすい
  • 月平均残業時間12.5時間(2024年度):製造業大手の中では低い水準。「年収÷労働時間」で見た時間単価の高さは業界トップクラス

「デジタルサービスの会社」への変革が年収に与える影響

リコーは2020年に「デジタルサービスの会社」への変革を宣言し、複合機・プリンター事業からITサービス・ソリューション事業へのシフトを加速させています。この変革はAI・クラウド・DX領域のエンジニア・営業職の需要増加という形で採用市場に影響を与えており、これらのポジションでは業界相場より高い報酬での採用が進んでいるという口コミも見られます。

従来の複合機メーカーとしての安定した収益を基盤に持ちながら、成長領域への積極投資を続けているリコーは、「安定×成長」のバランスを求める転職者にとって魅力的な選択肢となっています。年収だけでなく「働きやすさ」「福利厚生」「キャリアの可能性」を総合的に評価した場合、精密機器業界の中でも上位に位置付けられます。リコーへの転職を検討しているなら、ここまで読んで気になる点があるうちに、エージェントに相談してみることをお勧めします。

リコーへの転職におすすめの転職エージェント

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サービス名MyVision(マイビジョン)
対象高年収・ハイクラス層(管理職・専門職)
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公式ページhttps://my-vision.co.jp/

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サービス名JACリクルートメント
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業界・職種ごとに専門チームを編成しており、各分野に精通したコンサルタントが求職者と企業の双方を一人で担当する「リクルートメント・コンサルタント制」を採用。求職者の経験やキャリアの希望を企業へ直接伝えられるため、マッチングの精度が高く、スピーディな選考が可能です。

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リコーに関するよくある質問

リコーの平均年収はいくら?

有価証券報告書(2025年3月期)によると、株式会社リコーの平均年収は860万円(平均年齢:45.4歳)です。ただし口コミサイト(OpenWork)では747万円前後と出るケースもあり、データソースによって差があります。平均年齢が45.4歳と高めであることを踏まえると、20〜30代の実態年収は535〜660万円程度が現実的な目安です。

リコーの手取り年収はどのくらい?

年収860万円(平均)の場合、所得税・住民税・社会保険料を差し引いた手取り額は約600〜620万円程度(月額約50〜52万円)が目安です。扶養家族の有無や各種控除の状況によって変動します。20代(年収535万円目安)の場合は手取り月額約33〜36万円、30代(年収660万円目安)では約42〜45万円となります。

リコーのボーナス(賞与)はどのくらい?

リコーのボーナスは年2回(7月・12月)支給で、目安は年間4〜5ヶ月分です。会社業績と個人評価の両方が反映される仕組みで、業績が良好な年は上乗せされるケースもあります。ジョブ型人事制度の導入後は、同じ年次でも担当業務の難易度・貢献度によってボーナスに差が生じやすくなっています。

リコーの初任給(新卒)はいくら?

リコーの2026年4月入社実績の初任給は、大卒285,000円・修士(院卒)323,000円・博士350,000円です。賞与(4〜5ヶ月分)を加えた初年度の年収換算は大卒で約480〜520万円、院卒で約540〜580万円が目安となります。独身寮・社宅制度が充実しており、住居費を抑えられる点も実質的な待遇の高さにつながっています。

リコーへの転職はどうすれば成功しやすい?

リコーへの転職を成功させるためには、大手総合型の転職エージェントとハイクラス転職サービスを併用することが最短ルートです。2022年のジョブ型制度導入後、中途採用比率は24.9%(2024年度)まで上昇しており、即戦力人材への需要が高まっています。自分が担当できる「ジョブ」の難易度・市場価値を客観的に把握した上で交渉に臨むことが、年収アップ転職の鍵となります。

※ 免責事項

本記事の情報は、有価証券報告書(2025年3月期)・各種転職口コミサイト・公開されている企業IR情報・各種Webメディアの調査データ(2025〜2026年時点)をもとに作成しています。情報の正確性・最新性を保証するものではありません。年収・待遇は個人の評価・部署・在籍時期によって大きく異なります。本記事の内容はあくまで参考情報としてご利用ください。最終的な条件等は必ず公式採用ページや会社説明資料等をご確認ください。