この記事では、全商簿記の正式名称「全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験」の正確な表記と、履歴書への書き方を整理します。1〜3級ごとの記載例、日商・全経との正式名称の違い、採用担当者が「どの検定かわからない」と感じるケースを防ぐ書き方のポイントまでカバーします。
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →全商簿記の正式名称は「全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験」
全商簿記の正式名称は、試験を主催する公益財団法人全国商業高等学校協会が定めており、正確には「全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験」となります。日常会話では「全商簿記」と略されることがほとんどですが、履歴書はすべての資格を正式名称で記載することが原則です。
全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験 〇級 合格
主催団体の名前が正式名称の起点になる
簿記検定には日商・全経・全商の3種類があり、それぞれ異なる団体が主催しています。採用担当者が履歴書を見るとき、「どの団体が認定した資格か」を判断するために主催団体名が必要になります。
「全商簿記2級合格」という書き方は通称を使った表記であり、正式書類には適しません。「全国商業高等学校協会主催」が主催団体名、「簿記実務検定試験」が試験名です。この2つを組み合わせて初めて正式名称になります。「全国商業簿記検定試験」「全商検定」などの表記もすべて通称であり、正式書類では使用できません。
1級は「会計」と「原価計算」の2科目で構成される
全商簿記1級には「会計」と「原価計算」という2つの科目があり、それぞれ独立して受験・合格の判定が行われます。両科目ともに70点以上で合格となり、合わせて「1級合格」となります。履歴書には合格した科目を括弧書きで明記するため、どちらか一方だけ合格している場合は科目名を記します。
| 級 | 科目 | 主な試験内容 |
|---|---|---|
| 1級(会計) | 会計 | 株式会社の会計処理、会計法規 |
| 1級(原価計算) | 原価計算 | 製造業の原価計算、企業業績測定 |
| 2級 | — | 個人企業の発展的処理・株式会社の基本的会計処理 |
| 3級 | — | 個人企業の基礎・基本となる会計処理 |
履歴書への記載例:1〜3級の正確な書き方
履歴書の資格欄には、正式名称に級・「合格」を添えた形式で記載します。以下に1〜3級ごとの正確な記載例を示します。
1級の書き方
1級は「会計」と「原価計算」の両方に合格している場合と、どちらか一方のみの場合で記載が変わります。
全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験1級(会計・原価計算)合格
全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験1級(会計)合格
全商簿記1級合格
→ 主催団体名が省略されており正式名称ではない。科目名も書かれていないため、どの科目まで合格しているか不明と判断される。
- 1級(会計・原価計算)の両科目合格は、財務・経理系の基礎知識の証明として評価の対象になる
- 科目名の記載がないと「どこまで合格しているか不明」と見なされる場合がある
- 経理職の求人では「日商簿記2級以上」を条件にしているケースがあり、全商1級では要件を満たせない場合もある
2級の書き方
2級は科目名の付記が不要なため、シンプルに記載できます。
全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験2級 合格
全商2級合格
→ 「全商」は通称。主催団体名が含まれておらず、正式名称ではない。
3級の書き方
記載する場合は、2級と同様に正式名称を使用します。ただし、全商3級の就職・転職活動における位置づけについては後述します。
全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験3級 合格
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →日商・全経・全商 3種類の正式名称を一覧で確認する
簿記検定は大きく3種類あり、それぞれ主催団体と正式名称が異なります。履歴書に記載する際は、下表の「正式名称」をそのまま使用してください。
| 通称 | 正式名称(履歴書記載用) | 主催団体 |
|---|---|---|
| 日商簿記 | 日本商工会議所及び各地商工会議所主催 簿記検定試験 〇級 | 日本商工会議所 |
| 全経簿記 | 公益社団法人全国経理教育協会主催 簿記能力検定試験 〇級 | 全国経理教育協会 |
| 全商簿記 | 全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験 〇級 | 全国商業高等学校協会 |
採用市場での認知度は日商簿記が最も高く、転職・就職時に「簿記資格」として即座に評価されることが多いです。全商簿記は主に商業高校生の学習到達度を測るために設計されており、受験者の大半は商業高校の在校生です。全商の取得者が転職活動で全商資格をアピールする場合、日商に換算するとどのくらいのレベルかを職務経歴書や自己PRで補足すると相手に伝わりやすくなります(履歴書の資格欄には正式名称のみ記載)。
全商簿記は何級から履歴書に書けるのか
採用担当者が「全商1級」を見たときに感じること
採用担当者の多くが日商簿記を基準に評価する傾向があるため、全商簿記と記載されていると「日商でいうと何級に相当するか」を内部で確認するケースがあります。これは採用担当者に知識がないということではなく、日商簿記が転職・就職市場での共通基準として定着しているためです。
- 全商1級は日商2級に近いレベルとされているが、試験構成が異なるため単純比較はできない
- 採用担当者が全商に不慣れな場合、評価の照合に手間がかかることがある
- 経理系の求人では「日商簿記2級以上」を条件にしているケースがあり、全商1級では要件を満たせない場合もある
全商2級以上を書く目安とする理由
履歴書に全商簿記を記載する際は、2級以上を目安にすることが推奨されています。全商2級は日商3級に相当するレベルとされており、経理の基礎知識を持っていることの証明として機能します。経理・財務に直接関係しない職種でも、「数字の扱いに慣れている」という印象を与えられます。
全商1級については、両科目(会計・原価計算)に合格していれば経理系の職種で評価の対象になります。ただし、採用担当者に即座に伝わる補足として、「日商2級相当」という説明を職務経歴書や自己PRに添えると理解を助けます。なお、この補足は職務経歴書に記載するものであり、履歴書の資格欄には正式名称のみを記載してください。
3級しか持っていない場合の判断
全商3級は商業高校での学習基礎を測ることを主な目的とした試験です。就職・転職活動では記載してもマイナスにはなりませんが、それ自体が積極的なアピールポイントになることは少ないのが現状です。
3級のみを持っている場合、日商簿記3級の取得を目指して「日商簿記3級 取得に向けて勉強中」と自己PR欄に添えることで、前向きな姿勢をアピールする方法があります。資格欄への「勉強中」の記載は会社・職種によって評価が分かれるため、判断が難しい場合は応募先の方針を事前に確認するのが確実です。
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →履歴書でよくある全商簿記の書き方NG
以下の3つのパターンは採用担当者に「不正確」または「何の検定かわからない」という印象を与えるリスクがあります。提出前に一度確認しておきましょう。
「簿記2級合格」
→ 日商・全経・全商のどの検定か判断できない。採用担当者が照合する手間が発生する。
「全商簿記2級合格」
→ 「全商簿記」は通称であり正式書類では使用できない。主催団体名「全国商業高等学校協会主催」が必要。
「全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定2級 合格」
→ 試験名から「試験」が抜けている。正しくは「簿記実務検定試験」。
- 1級(両方):全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験1級(会計・原価計算)合格
- 1級(会計):全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験1級(会計)合格
- 2級:全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験2級 合格
- 3級:全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験3級 合格
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →まとめ
全商簿記 正式名称・履歴書の書き方まとめ
- 全商簿記の正式名称は「全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験」
- 履歴書には「主催団体名+試験名+級+合格」の4要素を揃えて記載する
- 1級は(会計)(原価計算)の科目名を必ず明記する
- 採用市場での評価は2級以上から記載することが推奨される
- 全商1級は日商2級に近いレベルとされるが、経理職の採用要件(日商2級以上)では代替にならないケースがある
- 3級のみの場合、日商簿記の取得を目標に学習中であれば自己PR欄で補足する方法がある
正式名称を正確に記載することで、採用担当者に「書類の作り方を理解している応募者」という印象を与えられます。
全商簿記に関するよくある質問
全商簿記と日商簿記の違いは何ですか?
全商簿記1級(会計)のみ合格した場合、履歴書にはどう書きますか?
全商簿記3級は履歴書に書けますか?
全商簿記は税理士試験の受験資格になりますか?
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