「一身上の都合により退職」という定型文を履歴書に書こうとして、「これだけで本当に大丈夫?採用担当者に悪印象を与えないか?」と手が止まった経験はありませんか?この記事では、採用担当者が退職理由をどう見ているかの本音と、ケース別の正しい書き方・例文をわかりやすく解説します。
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →「一身上の都合により退職」を履歴書に書いていい?採用担当者の本音
採用担当者は「一身上の都合」という文言自体は気にしない
結論からお伝えします。「一身上の都合により退職」という表現自体を見て、採用担当者が落選判断を下すことはまずありません。これはビジネスシーンで広く認知された定型句であり、採用のプロも「個人的な事情での自己都合退職」と正しく読み取ります。
実際に人事・採用に携わる専門家によれば、履歴書の職歴欄は「いつ・どこで・どんな仕事をしたか」を確認するためのものであり、詳細な退職理由まで求めている書類ではありません。退職理由の詳細を掘り下げるのは、面接の場での役割です。
- 「一身上の都合」という文言よりも、職歴の在籍期間や転職回数のほうが目に入る
- 1年未満の短期離職が複数ある場合は、退職理由の詳細が面接で確認される
- 退職理由の記載よりも「次の会社でどう活躍したいか」のほうが採用判断に直結する
採用担当者が本当にチェックしているポイント
採用担当者が退職理由の欄で「一身上の都合」に引っかかるケースは、文言そのものではなく、その周辺情報との「辻褄が合わない」ときです。以下の3つが重なると、面接で深掘り質問が飛んでくる可能性が高まります。
| パターン | 採用担当者が懸念すること | 対処法 |
|---|---|---|
| 転職回数が多い(3回以上) | 「またすぐ辞めるのでは?」 | 補足説明を一文添える |
| 在籍1年未満の短期離職 | 「何か問題があった?」 | やむを得ない理由は明記する |
| ブランク(離職期間)が1年超 | 「何をしていたの?」 | 職務経歴書で補足する |
「一身上の都合により退職」の正しい書き方
職歴欄への正確な記入方法と書き方例
履歴書の職歴欄では、会社名と入社・退職を記入します。退職の行は「会社名を書かず、退職した事実と理由のみ」を記入するのが一般的なルールです。
20XX年4月 株式会社〇〇 入社
(業務内容:〇〇部にて営業業務に従事)
20XX年3月 一身上の都合により退職
20XX年3月 株式会社〇〇を一身上の都合により退職
→ 退職行に会社名を重複して記入するのは不要。また「〜を退職」という口語的表現も避ける。
職歴欄の最後の行には「以上」と右揃えで記入するのを忘れずに。これも採用担当者が見ている細かいマナーの一つです。
「退職」と「退社」どちらを書くべきか
「退職」と「退社」は日常会話ではほぼ同じ意味で使われますが、履歴書には「退職」を使うのが正しいマナーです。
| 用語 | 意味合い | 履歴書での使用 |
|---|---|---|
| 退職 | 会社との雇用契約を終了すること | ◎ 推奨 |
| 退社 | 会社を出ること(その日の業務終了)も含む | △ 使えるが非推奨 |
履歴書はビジネス上の公式文書です。誤解を招かない「退職」を使うことで、採用担当者に対して丁寧な印象を与えられます。
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「一身上の都合」が使える場合(自己都合退職)
「一身上の都合により退職」は自分自身の意思で退職を申し出た場合(自己都合退職)にのみ使える表現です。以下のようなケースが該当します。
- 転職・キャリアアップを目指した退職
- 結婚・配偶者の転勤に伴う退職
- 育児・介護など家庭の事情による退職
- 病気療養・体調不良による退職
- 留学・資格取得のための退職
- 起業・独立のための退職
上記はいずれも「自分の意思で退職を決めた」ケースです。プライベートな事情を詳しく書きたくない場合でも、「一身上の都合により退職」の一言で問題ありません。
「一身上の都合」を使ってはいけない場合(会社都合退職)
会社側の事情で退職した場合に「一身上の都合」と書くことは、事実と異なる記載になるため厳禁です。採用担当者はバックグラウンドチェックや前職へのリファレンスで確認することもあります。バレた場合は信頼を失うだけでなく、内定取り消しになるリスクもあります。
| 退職の種類 | 具体例 | 履歴書の書き方 |
|---|---|---|
| 会社都合退職 | 倒産・解雇・リストラ・ハラスメント | 「会社都合により退職」 |
| 会社都合退職 | 事業所の閉鎖・業績不振による整理 | 「会社都合により退職」 |
| 自己都合退職 | 転職・結婚・育児・介護・体調不良 | 「一身上の都合により退職」 |
「会社都合により退職」と正直に書くことは、むしろプラスに作用することがあります。倒産や整理解雇などは自分ではどうにもできない事情であり、採用担当者もその点を理解しています。
契約満了・派遣社員の場合はどう書く?
契約社員・派遣社員として働いていた場合は、「一身上の都合により退職」は使いません。契約期間が満了して退職した場合は「契約期間満了のため退職」と記入するのが正確です。
- 契約期間が終了した:「契約期間満了のため退職」
- 契約を更新せず自ら退職した:「契約期間満了につき退職」
- 派遣期間中に自己都合で途中退職:「一身上の都合により退職」(この場合は使用可)
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →ケース別!「一身上の都合により退職」の例文
ほとんどのケースでは「一身上の都合により退職」の一言で十分ですが、採用担当者の疑問を先回りして払拭したい場合は、理由を一文添えるだけで印象が大きく変わります。状況別の例文を紹介します。
転職・キャリアアップが目的の場合
最もシンプルなケースです。転職活動を経て退職した場合は、定型文だけで問題ありません。ただし、在職1年未満の短期退職の場合は、前向きな一文を添えると採用担当者の不安を払拭できます。
一身上の都合により退職
キャリアアップを目的とし、一身上の都合により退職
結婚・育児・介護など家庭の事情の場合
家庭の事情による退職は、多くの採用担当者が「やむを得ない事情」として理解します。プライベートな内容を書きたくない場合は「一身上の都合」だけでもOKですが、簡単に理由を明記することで採用担当者の疑問が一気に解消されます。
結婚に伴い、一身上の都合により退職
配偶者の転勤に伴い、一身上の都合により退職
育児のため、一身上の都合により退職
親の介護のため、一身上の都合により退職
家庭の事情があったため退職しました
→ 口語的な文体はNG。理由も曖昧で印象が薄い。「家庭の事情のため、一身上の都合により退職」が正確な表現。
病気療養・体調不良の場合
病気・体調不良による退職は、「現在は完治・回復しており就業に問題ない」という旨を必ず添えることが最大のポイントです。これがないと採用担当者は「入社後に休職するのでは?」と懸念を持ち、書類段階で落とされるリスクが高まります。
体調不良のため療養目的で一身上の都合により退職(現在は回復し、就業に支障ありません)
病気のため退職
→ 「現在の状態」に触れていないため、採用担当者は健康面を懸念したまま選考が進む。回復している旨を必ず追記すること。
採用担当者に疑念を持たれやすいケースと対処法
「一身上の都合により退職」という文言自体は問題ありませんが、状況によっては補足説明をしないと書類選考で不利になるケースがあります。採用担当者に「深掘りしたい」と思わせないための対策を紹介します。
転職回数が多い場合(補足を入れるべきケース)
転職回数が3回以上ある場合、採用担当者は「またすぐに辞めるのでは?」という懸念を持ちやすくなります。すべての退職理由が「一身上の都合」だと、理由を隠しているように見えてしまい、かえって不信感を生む原因になります。
- 転職回数が多いとき、すべて「一身上の都合」だと「何が本当の理由か隠されている」と感じる
- 在籍期間が短い(1年未満)退職が複数あると、特に詳しく見られる
- 退職理由ごとに多様な事情があれば、それを一言添えることで「納得感」が生まれる
【1社目】配偶者の転勤に伴い、一身上の都合により退職
【2社目】キャリアアップを目的とし、一身上の都合により退職
【3社目】会社都合により退職(事業所閉鎖のため)
それぞれに簡潔な理由を添えることで、採用担当者は「なるほど、それぞれ事情があったんだ」と納得しやすくなります。また、会社都合での退職は正直に書いたほうが信頼感につながります。
ブランク(離職期間)が長い場合
離職期間が半年を超える場合、採用担当者は「この期間、何をしていたのか?」を気にします。履歴書の退職行に一文添えて「活動していなかったわけではない」ことをさりげなく示すだけで、心証が大きく変わります。
育児のため、一身上の都合により退職(現在は育児が落ち着き、フルタイム就業可能)
親の介護のため、一身上の都合により退職(介護体制が整い、現在は転職活動を再開)
資格取得のため、一身上の都合により退職(〇〇資格を取得し、即戦力として就業可能)
ブランクの詳細な経緯は職務経歴書で補足するのがベストです。履歴書では「今は問題ない状態」であることを一文で伝えることに集中しましょう。
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無料で履歴書・職務経歴書を作成する →まとめ
「一身上の都合により退職」の書き方まとめ
- 採用担当者は「一身上の都合」という文言自体では落選判断しない。問題になるのは転職回数・ブランク・辻褄の合わなさ
- 自己都合退職には「一身上の都合により退職」を使う。会社都合の場合は「会社都合により退職」と正直に書く
- 契約満了・派遣の場合は「契約期間満了のため退職」が正確な表現
- 転職回数が多い・ブランクが長い場合は、退職行に一文添えて採用担当者の疑問を先回りして解消する
- 病気療養の場合は「現在は回復し就業可能」という一文が必須。これがないと書類段階で落とされるリスクが上がる
「一身上の都合により退職」は正しく使えば強力な武器になります。あなたの状況に合った書き方で、自信を持って転職活動を進めてください。
「一身上の都合により退職」に関するよくある質問
履歴書に「一身上の都合により退職」と書かないのはOKですか?
「一身上の都合」の漢字や言い回しに間違いがあったらどうなりますか?
会社都合退職なのに「一身上の都合」と書いてバレることはありますか?
アルバイトの退職も「一身上の都合により退職」と書くべきですか?
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