2級土木施工管理技士の年収・給料は480万円|できること・資格手当・転職も解説

2級土木施工管理技士 年収

2級土木施工管理技士の年収ってどのくらい?」「1級との差はどれくらいあるの?

そんな疑問をお持ちの方へ。この記事では、2級土木施工管理技士の平均年収480万円の内訳を、年代別・企業規模別に徹底解説します。1級との年収差や、年収アップの具体的な方法もご紹介します。

キャリアアドバイザー 浦部 優佳 編集者
浦部 優佳

キャリアアドバイザーとしてゼネコンでの経験を活かしたキャリア支援を提供。数多くの建設技術者の転職サポートに携わり、建設業界の豊富な経験を持つプロとして高い評価を得ている。

目次 閉じる

  1. 2級土木施工管理技士の平均年収
  2. 2級土木施工管理技士の資格でできること
  3. 土木施工管理技士の2級と1級の違い
  4. 2級土木施工管理技士の年収を左右する4つの要因
  5. 2級土木施工管理技士で年収を上げる3つの方法
  6. まとめ|2級土木施工管理技士の年収アップを実現するには
  7. 2級土木施工管理技士の年収に関するよくある質問
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2級土木施工管理技士の平均年収

2級土木施工管理技士の年収イメージ

2級土木施工管理技士の平均年収は480万円です。1級土木施工管理技士の平均年収570万円と比較して約90万円低いですが、主任技術者として中小規模の現場を任される重要な資格です。

平均年収480万円|1級との差は約90万円

ジョブリー建設の求人データによると、2級土木施工管理技士の平均年収は480万円です。

一方、1級土木施工管理技士の平均年収は570万円となっており、約90万円の差があります。

1級土木施工管理技士 570万円
2級土木施工管理技士 480万円

出典:ジョブリー建設 資格別求人データ(2025年)

資格平均年収平均月収
1級土木施工管理技士570万円47.5万円
2級土木施工管理技士480万円40.0万円

出典:ジョブリー建設 資格別求人データ(2025年)

この差は、2級では主任技術者までしか担当できないことに起因しています。ただし、2級でも経験を積めば年収600万円以上を目指すことは可能です。

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項目年収 月収
額面収入6,500,000円 541,667円
所得税195,500円 16,292円
住民税325,000円 27,083円
健康保険321,750円 26,813円
厚生年金594,750円 49,563円
雇用保険39,000円 3,250円
介護保険88,400円 7,367円
手取り4,935,600円411,300円
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年代別の年収推移|20代380万円→50代550万円

2級土木施工管理技士の年収は、年齢とともに上昇する傾向があります。

20代 380万円
30代 450万円
40代 520万円
50代 550万円
60代 480万円

出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査をもとにレクリー推計

年代平均年収特徴
20代380万円資格取得後、経験を積む時期
30代450万円主任技術者として活躍
40代520万円1級取得で大幅アップのチャンス
50代550万円収入のピーク
60代480万円嘱託・技術顧問が増加

出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査をもとにレクリー推計

企業規模別の年収|大手なら600万円超も

2級土木施工管理技士の年収は、勤務先の企業規模によって大きく変わります

大手ゼネコン 600万円
準大手・中堅ゼネコン 520万円
地場建設会社 450万円
中小専門工事会社 400万円

2025年ジョブリー建設調べ

企業区分平均年収年収レンジ
大手ゼネコン600万円500〜700万円
準大手・中堅ゼネコン520万円450〜600万円
地場建設会社450万円380〜520万円
中小専門工事会社400万円350〜480万円

2025年ジョブリー建設調べ

2級でも大手ゼネコンなら600万円を超えることがあります。ただし、大手は1級取得を前提としたキャリアパスが多いため、早めの1級取得が求められます。

また、官公庁工事を主体とする地場企業も年収が安定している傾向にあります。

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2級土木施工管理技士の資格でできること

2級土木施工管理技士を取得すると、どのような業務ができるようになるのでしょうか。資格のメリットを解説します。

主任技術者になれる

2級土木施工管理技士の最大のメリットは、主任技術者になれることです。

主任技術者は、すべての建設工事で配置が義務付けられている重要な役割です。工事の施工計画の作成、工程管理、品質管理、安全管理などを担当します。

2級を取得することで、資格がない作業員とは明確に差別化され、現場の責任者として活躍できるようになります。

中小規模の現場を任される

2級土木施工管理技士は、以下のような中小規模の土木工事を担当できます。

  • 市町村発注の道路補修工事
  • 河川の護岸工事
  • 上下水道の埋設工事
  • 宅地造成工事
  • 外構・舗装工事

下請け総額が4,500万円未満の工事であれば、2級でも現場の責任者として十分に活躍できます。

経営事項審査で会社に貢献

2級土木施工管理技士も、経営事項審査(経審)で評価点がつきます。

経審とは、公共工事を受注するために必要な審査のこと。2級保有者がいることで会社の点数が上がり、公共工事を受注しやすくなります。

そのため、2級土木施工管理技士も会社にとって必要な人材であり、資格手当が支給される企業が多いです。

1級取得への足がかりになる

2級土木施工管理技士を取得すると、1級の受験資格を得やすくなります

2級取得後に一定の実務経験を積むことで、1級の受験資格が得られます。2級で基礎を固めてから1級にチャレンジするのが、キャリアアップの王道ルートです。

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土木施工管理技士の2級と1級の違い

2級と1級では、担当できる業務範囲や年収に大きな違いがあります。両者の違いを詳しく解説します。

担当できる業務範囲の違い

項目2級土木施工管理技士1級土木施工管理技士
なれる役職主任技術者主任技術者+監理技術者
担当できる工事中小規模(下請総額4,500万円未満)すべての規模
大規模インフラ工事×◎(高速道路・ダム・トンネル等)
平均年収480万円570万円
資格手当相場月1〜2万円月2〜5万円

最大の違いは、1級は監理技術者になれる点です。監理技術者は下請け総額4,500万円以上の大規模工事で必須の役職であり、1級でしかなれません。

年収差は約90万円|1級取得で大幅アップ

2級と1級の年収差は約90万円です。これは月収にすると約7.5万円の差になります。

10年間で見ると900万円もの差になります。1級取得は決して簡単ではありませんが、長期的に見れば大きなリターンが期待できます。

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1級へのステップアップがおすすめ

2級土木施工管理技士として経験を積みながら、1級取得を目指すのがキャリアアップの王道です。

1級取得のメリット
  • 年収が約90万円アップ(10年で900万円の差)
  • 監理技術者として大規模工事を担当できる
  • 転職市場での評価が大幅に上がる
  • 資格手当が増額される
  • キャリアの選択肢が広がる

1級土木施工管理技士の年収について詳しく知りたい方はこちら

1級土木施工管理技士の年収は660万円|1000万円達成の条件と手取り計算

その年齢と経験、ほかの会社ならもっと高く評価されるかもしれません。
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2級土木施工管理技士の年収を左右する4つの要因

同じ2級土木施工管理技士でも、年収には差があります。その差を生む4つの要因を解説します。

要因①:企業規模|官公庁工事主体の企業は安定

先ほどのデータでも示したとおり、企業規模が大きいほど年収は高い傾向にあります。

ただし、2級土木施工管理技士の場合は、大手ゼネコンよりも官公庁工事を主体とする中堅企業が狙い目です。

  • 国や自治体発注の工事は単価が安定
  • 若くして現場責任者を任されやすい
  • 地元密着で転勤がない場合が多い
  • 1級取得後のキャリアパスも明確

大手は1級取得が前提のキャリアパスが多いため、2級のうちは中堅企業で経験を積み、1級取得後に大手へ転職するルートも有効です。

要因②:勤務地域|関東・東北が高い

2級土木施工管理技士の年収は、勤務地域によっても差が出ます

関東 500万円
北海道・東北 490万円
関西 470万円
九州・沖縄 460万円
東海 450万円
中国・四国 430万円

出典:建設・設備求人データベースをもとにレクリー推計

地域平均年収
関東500万円
北海道・東北490万円
関西470万円
九州・沖縄460万円
東海450万円
中国・四国430万円

出典:建設・設備求人データベースをもとにレクリー推計

関東が高いのは、首都圏での工事需要が多いためです。北海道・東北も復興関連工事や新幹線延伸工事の影響で、需要が高止まりしています。

要因③:工事分野|道路・河川工事が中心

2級土木施工管理技士が担当する工事分野によっても、年収は変わります。

工事分野2級での年収目安特徴
道路工事500万円案件数が多く安定
河川・護岸工事480万円災害復旧需要が増加
上下水道工事470万円インフラ更新需要あり
造成・外構工事450万円住宅需要に左右される

道路工事は案件数が多く、2級でも安定した仕事量が見込めます。また、近年は河川・護岸工事が災害復旧需要で増加しています。

なお、トンネル・ダム・橋梁などの大規模工事は1級が必要な場合が多く、2級では経験を積みにくい分野です。

要因④:経験年数|5年以上で現場を任される

2級土木施工管理技士でも、経験年数によって年収は上がります

経験年数年収目安役割
1〜3年350〜400万円先輩の補助、書類作成
3〜5年400〜480万円小規模現場の主任技術者
5〜10年480〜550万円複数現場を担当
10年以上550〜600万円若手の指導、管理職候補

経験5年以上になると、複数の現場を掛け持ちしたり、若手の指導を任されるようになります。この段階で1級を取得すると、さらなる年収アップが見込めます。

あなたの経験、今の会社では安く見積もられていませんか?

同じ経験・同じ資格でも、会社によって年収は大きく変わります。最高で100万~200万円のアップも珍しくありません。

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2級土木施工管理技士で年収を上げる3つの方法

2級土木施工管理技士として年収を上げるための具体的な方法を紹介します。

1
1級土木施工管理技士を取得する
最も確実な年収アップ方法。監理技術者になれるため、担当できる工事の幅が大きく広がる。
年収+90万円
2
より条件の良い企業へ転職する
官公庁工事を主体とする企業や、資格手当が充実した企業へ転職することで年収アップ。
年収+50〜100万円
3
複数の資格を取得する
他の施工管理技士や関連資格を取得することで、市場価値と資格手当がアップ。
年収+20〜50万円

方法①:1級土木施工管理技士を取得する【最重要】

2級土木施工管理技士が年収を上げる最も確実な方法は、1級土木施工管理技士を取得することです。

1級を取得すると、以下のメリットがあります。

  • 平均年収が約90万円アップ(480万円→570万円)
  • 監理技術者として大規模工事を担当できる
  • 資格手当が増額(月1〜2万円→月2〜5万円)
  • 転職市場での評価が大幅に上がる
  • 大手ゼネコンへの転職も視野に入る
1級取得のタイミング

2級取得後、実務経験を積んで受験資格を満たしたらすぐに挑戦するのがおすすめです。30代のうちに1級を取得できれば、40代・50代で大きく年収を伸ばせます。

1級土木施工管理技士の年収について詳しく知りたい方はこちら

1級土木施工管理技士の年収は660万円|1000万円達成の条件と手取り計算

方法②:より条件の良い企業へ転職する

同じ2級土木施工管理技士でも、勤務先によって年収は大きく変わります

地場の中小企業から、官公庁工事を主体とする中堅企業や、資格手当が充実した企業へ転職することで、年収50〜100万円アップも十分可能です。

転職で年収アップしやすい企業の特徴
  • 官公庁工事の比率が高い(安定した受注・単価)
  • 資格手当が充実(月2万円以上)
  • 1級取得支援制度がある
  • 残業代が全額支給される
  • 賞与が年3回以上または業績連動

転職活動では、建設業界に特化した転職エージェントを活用すると、非公開求人や企業の内部情報を得られるためおすすめです。

方法③:複数の資格を取得する

2級土木施工管理技士に加えて、他の資格も取得すると年収アップにつながります。

おすすめの追加資格
  • 2級建築施工管理技士:建築・土木両方の現場を担当できる
  • 2級管工事施工管理技士:上下水道工事で重宝される
  • 測量士補:現場での測量業務に活かせる
  • コンクリート技士:品質管理のスキルアップ
  • 玉掛け・車両系建設機械:現場での作業範囲が広がる

複数の資格を持っていると、会社からの評価が上がるだけでなく、転職時の選択肢も広がります

特に1級土木施工管理技士との併用は効果が大きいので、まずは1級取得を目指しましょう。

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まとめ|2級土木施工管理技士の年収アップを実現するには

この記事のポイントを振り返ります。

  • 平均年収は480万円(1級より約90万円低い)
  • 主任技術者として中小規模の現場を任される
  • 大手ゼネコンなら600万円も可能
  • 年収アップの最短ルートは1級取得
  • 転職・複数資格取得も有効な手段

2級土木施工管理技士は、土木業界でキャリアを積むための重要なスタート地点です。2級で経験を積みながら1級を取得すれば、年収700万円以上も十分に狙えます。

まずは自分の市場価値を知ることから始めましょう。「今の年収が適正なのか分からない」「どうすれば年収アップできるか知りたい」という方は、建設業界に特化した転職エージェント・ジョブリー建設にご相談ください。

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2級土木施工管理技士の年収に関するよくある質問

2級土木施工管理技士の年収は低いですか?

日本の平均年収と比較すると高い水準です。2級土木施工管理技士の平均年収480万円は、日本の平均年収約460万円を上回っています。ただし、1級と比較すると約90万円低いため、キャリアアップを目指すなら1級取得がおすすめです。

2級と1級の年収差はどのくらいですか?

2級と1級の年収差は約90万円です。2級が480万円、1級が570万円となっています。10年間で見ると900万円もの差になるため、早めの1級取得がおすすめです。

2級土木施工管理技士の資格手当はいくらですか?

資格手当の相場は月額1〜2万円です。年間で12〜24万円の差になります。1級を取得すると月額2〜5万円に増額される企業が多いです。資格手当が充実した企業への転職も年収アップの有効な手段です。

2級から1級へのステップアップは難しいですか?

難易度は高いですが、計画的に勉強すれば合格可能です。1級土木施工管理技士の合格率は第一次検定で約60%、第二次検定で約30%です。2級で基礎知識を身につけていれば、実務経験と合わせて十分に合格を狙えます。

未経験でも2級土木施工管理技士で転職できますか?

資格があれば転職は可能です。ただし、実務経験がない場合は年収が低めに設定されることが多いです。まずは経験を積める企業に入社し、実績を作ってから条件の良い企業への転職を目指すのがおすすめです。

2級土木施工管理技士でできることは何ですか?

主任技術者として中小規模の土木工事を担当できます。具体的には、道路補修工事、河川護岸工事、上下水道工事、造成工事などの施工管理を行います。下請け総額4,500万円未満の工事であれば、現場の責任者として活躍できます。

2級土木施工管理技士の年収は今後も上がりますか?

上がる傾向が続く見込みです。インフラ老朽化対策や国土強靭化計画により、土木工事の需要は増加しています。技術者の高齢化も進んでおり、若手の有資格者は特に貴重な存在です。

※ 免責事項

本記事の情報は、建設・設備求人データベース、ジョブリー建設、厚生労働省の統計データなどをもとに執筆しています(2026年2月時点)。可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報の正確性を保証するものではありません。また、本記事における推測や考察は、公開情報に基づく編集部独自の見解であり、各企業の公式見解ではありません。本記事の内容はあくまで参考情報としてご利用ください。

参照・参考元

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag

建設・設備求人データベース

日建学院