手取り27万は少ない?額面・年収と2026年最新早見表

この記事では、手取り27万円の額面月収・年収の目安と、2025年度の税制改正を踏まえた最新の手取り水準を解説します。独身・一人暮らし・既婚それぞれの生活レベル、貯金や家賃の現実的な目安、年収を伸ばす具体的な方法までまとめました。

手取り27万円の額面月収・年収はいくら?

額面月収の目安は33万〜35万円

手取り額は、額面(総支給額)から所得税・住民税・社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)を差し引いた金額です。独身で扶養家族がいない会社員の場合、額面のおよそ75〜80%が手取りの目安になります。この比率から逆算すると、手取り27万円に対応する額面月収は33万円〜35万円程度が目安です。

差し引かれる項目額面に対する目安
健康保険料約5%
厚生年金保険料約9.15%
雇用保険料約0.6%
所得税課税所得に応じて変動
住民税前年所得に応じて概ね一律10%

賞与を含めた年収の考え方

賞与を含めない場合、年収は額面月収の12ヶ月分で試算でき、396万円〜420万円程度が目安です。夏冬2回で合計月収の2〜4ヶ月分の賞与を支給する企業も多く、これを加味すると年収は440万円〜490万円程度まで上がるケースがあります。ただし賞与の支給実績は企業ごとの差が大きく、求人票の「想定年収」を鵜呑みにせず、月給と賞与実績を分けて確認することが欠かせません。

2025年度の税制改正で手取りはどう変わった?

2025年分の所得税から、基礎控除が48万円から58万円へ、給与所得控除の最低保障額も55万円から65万円へ引き上げられました。合計103万円だった控除枠が123万円まで広がっており、住民税にもこの見直しが2026年度分から反映されています。手取り27万円という水準そのものは大きく変わりませんが、同じ額面月収でも以前より課税所得が少なくなり、手取りがわずかに増えている可能性がある点は、給与明細を見返す際に押さえておきたいポイントです。

手取り27万円は平均と比べて多い?少ない?

年代別の平均手取り額

厚生労働省の調査をもとにした年代別の平均手取り額は、以下のようになっています。

年代全体平均男性平均女性平均
25〜29歳25.6万円27.4万円22.9万円
30〜34歳27.7万円31.4万円22.3万円
全年代平均29.6万円35.8万円20.6万円

手取り27万円は30代前半の全体平均に近い水準で、20代の平均よりは高く、全年代平均よりはやや低いという位置づけになります。

男性・女性別の平均との比較

男性の場合、手取り27万円は20代後半の平均に近く、30代の平均(31.4万円)にはやや届かない水準です。女性の場合は全年代平均(20.6万円)を上回っており、正社員の平均に近い水準になります。年代・性別によって「平均に対する位置づけ」は大きく変わるため、金額だけを切り取って高い・低いと判断する必要はありません。

手取り27万円で送れる生活レベルは?

同じ手取り27万円でも、独身か既婚か、実家暮らしか一人暮らしかによって生活の余裕は大きく変わります。3つの世帯パターンで支出の目安を比較しました。

支出項目独身一人暮らし独身実家暮らし既婚2人暮らし
家賃9万円0円10万円
水道光熱費1.2万円0.5万円2万円
通信費1万円0.8万円2万円
食費4.5万円3万円6万円
交際費・日用品3万円3万円3万円
保険・その他1.3万円2.7万円0円
支出合計20万円10万円23万円
残り7万円17万円4万円

実家暮らしであれば月17万円前後を貯蓄や自己投資に回せるのに対し、既婚で片働きの場合は残りが4万円程度まで縮み、家計の余裕は限られます。都心部では家賃相場が高く、地方都市であれば同じ手取りでもさらに余裕が生まれます。

手取り27万円でできること・難しいこと

貯金はどれくらいできる?

一人暮らしなら月5万〜7万円、実家暮らしなら月15万円前後の貯金が現実的な目安です。年間では60万〜180万円ほどの差が生まれるため、支出を大きく変えずに貯蓄額を増やしたい場合は、先取り貯蓄の仕組みを作ることが有効です。

  • 給与振込口座から自動で貯蓄用口座へ振り替える
  • 財形貯蓄や積立NISAなど天引きの仕組みを使う
  • ボーナス月だけ貯蓄額を増やす

家賃はいくらまで無理がない?

家賃の目安は手取りの3分の1、手取り27万円であれば9万円程度が上限の目安です。食費や交際費を切り詰めたくない場合は、手取りの4分の1にあたる6万〜7万円程度に抑えた方が家計に余裕が生まれます

結婚・子育て・マイホームは現実的?

結婚については、片働きで手取り27万円の場合は大きな余裕はないものの、共働きであれば十分に成り立つ水準です。子育てでは、認可保育園を利用できれば教育費の負担は抑えられますが、私立や習い事が重なると家計を圧迫しやすくなります。マイホームについては、年収の5〜7倍が住宅ローンの目安とされており、年収400万円台であれば2,000万〜2,900万円程度が無理のない借入額の目安です。

平均と比べて一喜一憂する前に見直したいこと

手取り27万円という数字を見て、同年代の平均や周囲の給料と比べて落ち込む人は少なくありません。ですが、平均との差だけを見ていても、給料が上がる保証にはならないという点は見落とされがちです。

実際に手取りが伸び悩む人の多くは、「今の会社にいれば昇給するはず」という前提のまま数年を過ごしています。年功序列型の給与制度が薄れつつある今、勤続年数だけで手取りが大きく増えるケースは以前より少なくなっています。

見直すべきは平均値ではなく5年後の見込み

比べるべきは同年代の平均値ではなく、今の会社にいた場合の5年後の手取り見込みです。昇給テーブルや評価制度を確認し、上がる余地が小さいと感じるなら、資格取得や転職によって土台を変える選択肢を早めに検討する方が、結果的に手取りの伸びは大きくなります。

手取りを増やすための具体的な方法

資格取得・スキルアップで昇給を狙う

資格手当や評価アップにつながる資格取得は、今の会社にいながら手取りを増やせる現実的な方法です。業界や職種に応じた資格を取得することで、月数千円〜数万円の手当が加算されるケースがあります。まずは自社の資格手当制度と評価基準を確認するところから始められます。

転職で年収の土台を上げる

転職によって基本給そのものを引き上げられれば、昇給を待つよりも早いペースで手取りを増やせます。同じ業界・職種であっても企業によって給与水準や評価制度は大きく異なるため、今の年収が適正かどうかを転職市場で確認するだけでも価値があります。手取り30万円を目指す場合の額面・年収の目安は手取り30万円の総支給はいくら?額面・年収・生活費シミュレーションで解説しています。

建設・施工管理などの専門職種をはじめ、人手不足を背景に転職による年収アップの余地が大きい業界もあります。実際の転職エージェント活用例は建築・建設業界の転職エージェントおすすめ24選で紹介しています。

建築・建設業界におすすめ転職エージェント20選!【2026最新版】 建築・建設業界の転職エージェント・転職サイトおすすめランキング20選【2026年9月】

今の年収が市場でどのくらいの評価を受けるか気になる場合は、無料の転職相談を活用して確認することもできます。

額面⇔手取り 早見表

額面月収から手取りを確認できる早見表です。独身・扶養なしの目安のため、家族構成や居住地域によって数千円〜1万円程度の変動があります。

額面月収手取り目安
30万円約24万円
32万円約25.5万円
34万円約27万円
36万円約28.5万円
38万円約30万円
40万円約31.5万円

年収ベースの早見表は以下の通りです(賞与を含む額面年収の目安)。

額面年収手取り年収目安
350万円約275万円
400万円約315万円
450万円約350万円
500万円約390万円

まとめ

  • 手取り27万円の額面月収は33万〜35万円、年収では400万円前後が目安
  • 2025年度の税制改正で控除枠が拡大し、同じ額面でも手取りはわずかに増えている
  • 年代・性別によって平均との位置づけは変わり、一律に高い低いとは言えない
  • 生活レベルは独身か既婚か、実家暮らしかで大きく変わる
  • 手取りを増やすには資格取得と合わせて、転職による年収の土台の見直しも選択肢になる

手取り27万円という数字は一つの目安に過ぎず、生活の満足度や将来の見通しは支出の組み方と収入を伸ばす行動によって変わります。

手取り27万円は額面でいくらですか?

独身で扶養がない会社員の場合、額面月収はおよそ33万円〜35万円が目安です。差額の7万〜8万円は所得税・住民税・社会保険料にあたります。

手取り27万円の年収はいくらになりますか?

賞与を含めない場合は396万円〜420万円程度、賞与を年2回・合計2〜4ヶ月分含める場合は440万円〜490万円程度が目安です。企業によって賞与の支給実績は異なります。

手取り27万円で一人暮らしはできますか?

家賃を9万円程度に抑えれば、水道光熱費や食費などを含めても月7万円前後の余裕を持てる水準です。地方都市であれば家賃相場が下がる分、さらに余裕が生まれます。

手取り27万円は男性・女性で見ると多い方ですか?

女性の場合は全年代平均を上回る水準ですが、男性の場合は30代の平均にはやや届きません。年代や性別によって位置づけは変わるため、平均との比較だけで判断する必要はありません。

参考:施工管理20代の年収は420万円|同年代との比較や年収を上げるコツ