この記事では、ディスコのボーナスが年4回・2024年度実績で17.50ヶ月分支給される仕組みと、平均年収1,879万円の内訳を解説します。支給月と業績連動テーブル、賞与の約4割を占めるWill会計、年代・役職別の年収まで最新データで整理します。
株式会社ディスコ
DISCO Corporation
ディスコの平均年収は1,879万円|ボーナスは年4回・17.5ヶ月
株式会社ディスコが提出した2026年3月期の有価証券報告書によると、平均年間給与は1,879万円(平均年齢37.2歳・平均勤続年数10.6年)です。前期の1,671万円から1年で208万円伸びました。この金額を押し上げている主役が賞与で、ボーナスは春期・夏期・秋期・冬期の年4回、2024年度実績で17.50ヶ月分が支給されています。給与所得者全体の平均478万円(国税庁)の約3.9倍という水準です。
平均年収1,879万円の手取り額の目安
年収1,879万円の場合、社会保険料と所得税・住民税を差し引いた手取りは約1,250万円前後(月あたり約104万円)が目安です。所得税率33%の帯に入るため、額面の約3分の1が税・社会保険料に消えます。扶養や住宅ローン控除の有無で数十万円単位で変わります。
目次 閉じる
- 株式会社ディスコDISCO Corporation
- ディスコの平均年収は1,879万円|ボーナスは年4回・17.5ヶ月
- ディスコの年収ランキング|半導体製造装置メーカー7社の比較
- ディスコの年代別の年収|20代・30代・40代・50代
- ディスコの役職別の年収
- ディスコの職種別の年収
- ディスコのボーナスが年4回支給される仕組み|支給月と業績連動テーブル
- ボーナスの原資を決める「Will会計」の仕組み
- ディスコのボーナスがここまで高い3つの理由
- 業績が落ちたらディスコのボーナスはどこまで下がるのか
- 中途入社でもディスコのボーナスは同じ水準になるのか
- ディスコへの転職におすすめの転職エージェント
- ディスコのボーナスに関するよくある質問
ディスコの年収ランキング|半導体製造装置メーカー7社の比較
同じ半導体製造装置メーカーの中でディスコがどの位置にいるのか、各社が最新の有価証券報告書で開示した平均年間給与で並べました。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ディスコ | 1,879万円 | 37.2歳 |
| 2位 | レーザーテック | 1,680万円 | 40.1歳 |
| 3位 | 東京エレクトロン | 1,380万円 | 43.1歳 |
| 4位 | アドバンテスト | 1,097万円 | 45.7歳 |
| 5位 | SCREENホールディングス | 1,080万円 | 42.0歳 |
| 6位 | KOKUSAI ELECTRIC | 960万円 | 44.1歳 |
| 7位 | 東京精密 | 827万円 | 38.5歳 |
半導体製造装置メーカーの平均年収比較(出典:各社有価証券報告書 ※ディスコ・東京エレクトロン・アドバンテスト・SCREEN・KOKUSAI・東京精密は2026年3月期、レーザーテックは2025年6月期)
ディスコは業界2位のレーザーテックに約200万円差をつけた1位です。注目すべきは年齢との関係で、43.1歳の東京エレクトロンよりディスコは6歳近く若い37.2歳でありながら約500万円高いという点にあります。年功で積み上げた金額ではなく、賞与で一気に積み上がる構造がここに表れています。
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ディスコの年代別の年収|20代・30代・40代・50代
ディスコは年功序列で役職が上がる仕組みを採っていません。とはいえ経験を積むほど担当する仕事の規模が大きくなるため、結果として年代とともに年収は上がっていきます。大学卒・総合職の年代別の目安は次の通りです。
| 年齢 | 年収の目安 | 想定される立場 |
|---|---|---|
| 25歳 | 約1,100万円 | 入社2〜3年目 |
| 30歳 | 約1,300万円 | 中堅・実務の主担当 |
| 35歳 | 約1,420万円 | 係長〜担当課長相当 |
| 40歳 | 約1,630万円 | 課長相当 |
| 45歳 | 約1,650万円 | 課長〜部長相当 |
年代別年収の目安(出典:タレントスクエア調査 ※大学卒・総合職/好業績期の水準)
20代:初任給37万円台からのスタート
公式の募集要項によると、東京本社・総合職の初任給は大学卒379,900円・修士修了393,420円(いずれも都市手当・コミット手当を含む)です。初任給の時点で月給40万円近くに届くため、20代前半でも賞与が加わると1,000万円台に乗ります。25歳で約1,100万円という水準は、同世代の平均的な年収の3倍近くにあたります。
30代:1,300万円台、賞与の比重が最も効く年代
平均年齢が37.2歳であることからわかる通り、ディスコの社員のボリュームゾーンは30代です。30歳で約1,300万円、35歳で約1,420万円が目安になります。この年代は基本給の差より、担当した案件がどれだけ利益を生んだかによる賞与の差のほうが大きく開きます。同期同士でも数百万円の開きが出るのはこのためです。
40代:課長クラスで1,630万円前後
40歳で約1,630万円、45歳で約1,650万円と、40代前半で頭打ちに近い形になります。ディスコは役職に紐づく手当で年収が決まる会社ではないため、40代でも成果が出なければ30代に抜かれます。逆に言えば、40代で転職して入っても既存社員と同じ土俵で賞与を取りにいける構造です。
50代:部長・本部長クラスで2,000万円超も
部長クラスで1,800〜2,000万円、本部長クラスでは2,000万円を超える水準が目安とされます。ディスコでは社内貢献の積み上げ次第で4,000万円台に届いた社員の例も報じられており、役職の階段とは別の軸で報酬が伸びる余地が残されています。
ディスコの役職別の年収
ディスコの等級はS1から始まり、S3で係長、S5で課長相当に到達します。等級別の年収レンジの目安は以下の通りです。
| 等級・役職 | 年次の目安 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| S1 | 1〜3年目 | 500〜700万円 |
| S2 | 4〜6年目 | 700〜900万円 |
| S3(係長) | 7〜9年目 | 900〜1,000万円 |
| S4(担当課長) | 10〜12年目 | 1,000〜1,300万円 |
| S5(課長) | 13〜16年目 | 1,300〜1,600万円 |
| 部長 | 評価次第 | 1,800〜2,000万円 |
| 本部長 | 評価次第 | 2,000万円以上 |
等級・役職別の年収レンジ(出典:タレントスクエア調査)
ここで気づいてほしいのは、S1の下限500万円と、年代別データの25歳約1,100万円が食い違って見える点です。これは調査の誤りではなく、賞与が何ヶ月分出た年かによって同じ等級でも年収が倍近く動くというディスコの構造そのものを表しています。等級は年収の「床」を決めるだけで、実際の着地は業績が決めます。
ディスコの職種別の年収
職種による年収の違いは、社員クチコミサイトOpenWorkに寄せられた回答から傾向を読み取れます。
| 職種 | 平均年収 | 回答レンジ |
|---|---|---|
| 設計職 | 1,282万円 | 800〜1,800万円 |
| 技術職 | 1,251万円 | 800〜1,900万円 |
| エンジニア職 | 1,165万円 | 500〜2,000万円 |
| 製造職 | 1,124万円 | 500〜2,000万円 |
| 営業職 | 952万円 | 400〜1,850万円 |
| 事務職 | 825万円 | 450〜1,500万円 |
職種別の年収(出典:OpenWork 正社員146人の回答/平均年齢34歳)
装置の設計・技術職が上位を占め、事務職との差は約450万円です。この表の金額が有価証券報告書の1,879万円より低いことを不安に思う必要はありません。クチコミは回答者の在籍時期がばらついており、賞与が今ほど出ていなかった数年前の申告が多く混ざっています。職種間の「差」を見る資料であって、絶対額の資料ではないと割り切って読むのが正確です。
転職総合向けおすすめ転職エージェント3選
ディスコのボーナスが年4回支給される仕組み|支給月と業績連動テーブル
夏と冬の年2回が一般的な日本企業の中で、ディスコは春期・夏期・秋期・冬期の年4回という設計を採っています。業績の動きを短いサイクルで社員に還元するための仕組みです。
- 支給回数:年4回(春期・夏期・秋期・冬期)
- 2024年度実績:年間17.50ヶ月分
- 下限:年4.0ヶ月分(業績に連動するテーブルで支給月数を決定)
- 昇給:年1回(昇給率5.46%/2025年7月実績)
支給月数は交渉や個別査定で決まるのではなく、あらかじめ定められた「業績に連動するテーブル」に会社の実績を当てはめて決まります。利益がどれだけ出たかによって、支給月数が機械的に決まる仕組みだと考えるとわかりやすいです。2024年度の17.50ヶ月は、月給の1年半分近くが賞与として上乗せされた計算になります。
2025年夏の日本経済新聞のボーナス調査では、ディスコの夏の支給額は527万円でした。同じ調査の全産業平均が98万6,233円だったので、1回分の夏のボーナスだけで平均的な会社の5倍以上という計算です。これが年4回積み上がることで、年収の半分以上が賞与という構成になります。
ボーナスの原資を決める「Will会計」の仕組み
ディスコのボーナスを語るうえで避けて通れないのが、社内通貨「Will」を使った独自の管理会計です。社内のあらゆる仕事・支援・設備の利用をWillという通貨で値付けし、社員同士が合意のうえで売買します。仕事を引き受ければWillを得られ、他部門の手を借りたり設備を使ったりすればWillを支払う――この収支が個人ごとに記録されます。
- 二段階の配分:会社の業績で賞与原資が決まる → 部門のWill収支で部門に配分 → 個人のWill収支で個人に配分
- 算定期間:直近6ヶ月の累計収支
- Will連動分:賞与総支給額の約4割(2024年度)
- 位置づけ:人事評価制度ではなく管理会計。基本給とは直接連動しない
ここが誤解されやすいところです。Willを稼げば賞与が青天井に増えるわけではありません。まず会社の業績が賞与の総額(原資)を決め、その決まったパイをWill収支に応じて分け合う構造です。Will会計は「パイの大きさ」ではなく「取り分」を決める仕組みだと理解しておくと、入社後の期待値を見誤らずに済みます。
ディスコのボーナスがここまで高い3つの理由
① 半導体を「切る・削る・磨く」装置で世界シェア7〜8割
ディスコは1937年創業で、半導体ウエハーを切断・研削・研磨する装置の分野で世界シェア7〜8割を握ります。この工程を通らずに完成する半導体はほとんどなく、代わりのきかない立場にいます。生成AI向けのGPUや広帯域メモリ(HBM)の需要拡大が、そのまま装置の受注に直結する位置取りです。
② 営業利益率42.3%・6期連続の最高益
2026年3月期は売上高4,368億円(前期比11.1%増)・営業利益1,849億円(同10.9%増)で、売上高は初めて4,000億円を突破しました。営業利益率は42.3%と、製造業では極めて異例の高さです。賞与の原資は業績が決める以上、この利益率がそのまま17.50ヶ月という月数の裏づけになっています。
③ 基本給を抑え、利益を賞与で還元する設計
社員のクチコミで繰り返し出てくるのが「基本給は特別高くない」「賞与が年収の半分以上」という声です。これは制度設計の意図通りで、固定費である基本給は抑え、稼いだ利益を賞与で厚く返すという考え方が徹底されています。好況時に一気に還元できる代わりに、不況時には人員を抱えたまま賞与を絞って耐えられる構造でもあります。
業績が落ちたらディスコのボーナスはどこまで下がるのか
1,879万円という数字に惹かれる一方で、「業績連動ということは、下がるときも一気に下がるのでは」という不安を持つ方は多いはずです。ここは冷静に見ておく価値があります。賞与の下限は年4.0ヶ月と定められているため、仮に最悪の業績になっても賞与がゼロになる設計ではありません。ただし17.50ヶ月から4.0ヶ月まで落ちれば、賞与だけで年収が数百万円単位で変わります。
実際に半導体市況が冷え込んだ局面で何が起きたかは、有価証券報告書の平均年収の推移が教えてくれます。
| 決算期 | 平均年収 | 前期からの増減 |
|---|---|---|
| 2019年3月期 | 991万円 | +25万円 |
| 2020年3月期 | 945万円 | ▲46万円 |
| 2021年3月期 | 965万円 | +20万円 |
| 2022年3月期 | 1,140万円 | +175万円 |
| 2024年3月期 | 1,507万円 | +178万円 |
| 2026年3月期 | 1,879万円 | +208万円 |
ディスコの平均年収推移(出典:各期の有価証券報告書)
半導体メモリ市況が悪化した2020年3月期でも、下げ幅は46万円(約4.6%)にとどまりました。この会社の年収は、上がるときは年200万円ペースで急上昇し、下がるときは意外なほど粘るというのが実データの示す姿です。とはいえ、当時の賞与水準は今より低く、17.50ヶ月という高い場所からの下落を経験した社員はまだいません。1,879万円を「保証された額」として生活設計を組むのは危険で、住宅ローンなどは賞与が絞られた場合の水準で考えておくのが現実的です。
報酬の裏側にある働き方や社風の評価については、月50時間超の残業やWill制度への順応が「やばい」と言われる背景もあわせて確認しておくと判断材料が揃います。
中途入社でもディスコのボーナスは同じ水準になるのか
結論として、賞与の制度に新卒・中途の区別はありません。年4回の支給も、業績連動テーブルも、Will収支による配分も、入社経路にかかわらず同じルールが適用されます。年功で積み上げる制度ではないため、中途入社が不利になりにくい構造だといえます。
- 新卒3年以内の離職率は5.9%(2023年3月時点)と低く、定着してから賞与が伸びる設計
- 公式サイトから直接応募して入社した場合、入社6ヶ月経過時に祝い金20万円(正社員採用のみ)
- 平均残業時間は月50.6時間(2024年度実績)と製造業平均14.5時間を大きく上回る
注意したいのは入社直後の半年間です。賞与の算定は直近6ヶ月のWill収支を使うため、社内の商流や仕事の取り方に慣れるまでは、実力どおりの取り分にならないことがあります。1年目から平均年収と同じ額を期待して転職すると、ギャップを感じやすいのはこの部分です。
ディスコへの転職におすすめの転職エージェント
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ディスコのボーナスに関するよくある質問
ディスコのボーナスは年何回、何ヶ月分ですか?
ディスコの平均年収はいくらですか?
Will会計で稼げばボーナスは無制限に増えますか?
業績が悪化したらボーナスはゼロになりますか?
ディスコの初任給はいくらですか?
※ 免責事項
本記事は、株式会社ディスコの有価証券報告書・決算短信・公式採用サイトの公開情報、および日本経済新聞をはじめとする報道、各種転職クチコミサイトの調査データ(2025〜2026年時点)をもとに作成しています。賞与の支給月数・年収は業績や個人の成果によって大きく変動し、記載の金額を保証するものではありません。最新の条件は必ず公式採用ページや募集要項をご確認ください。
参照・参考元
株式会社ディスコ 決算短信・有価証券報告書(IRライブラリ)
運営者情報
転職マガジンは、は、有料職業紹介事業(許可番号:13-ユ-312147)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社レクリーが運営する転職メディアです。
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| 本社所在地 | 〒171-0033 東京都豊島区高田3-5-14 サイテックビル4階 |
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