ミチフルの評判は?面談2万円で着席率83%の中身を検証

この記事では、人材紹介会社向けの求職者送客サービス「ミチフル」の評判を、公開されている料金と実績から検証します。面談実施課金という仕組みと、着席率83%という数字が実際に何を意味するのかを整理しました。

ミチフルとは|60分面談を挟んでから送客するサービス

ミチフルは、株式会社Monoridgeが運営する求職者送客サービスです。他社と決定的に違うのは、送客する前にミチフル側のキャリアアドバイザーが60分の面談を実施している点にあります。

項目内容
運営会社株式会社Monoridge
課金方式面談実施課金型
面談実施単価2万円〜
初期費用・月額無料
契約の縛り利用期間・利用人数ともになし
月間送客数250名(1社あたり月平均10名)
面談着席率平均83%

送客されるのは20代・平均年齢27歳

20代に特化したサービスで、送客される求職者の平均年齢は27歳です。希望職種は営業職と事務職で7割を占めます。職種を決めきれていない層も一定数含まれます。

この偏りは相性を決めます。20代の営業・事務求人を数多く抱える会社なら、そのまま推薦先が見つかります。逆に30代以上や専門職を主戦場にしている会社は、面談しても紹介する求人が出てきません

面談を経てから送客される流れ

  1. ミチフル側のキャリアアドバイザーが求職者と60分のキャリア面談を実施
  2. 求職者の条件や志向に合う人材紹介会社を選定
  3. その人材紹介会社へ送客し、面談が設定される
  4. 面談が実施された時点で課金が発生する

年間3,000件以上の面談を創出しているとされています。1件ごとに60分を使う設計のため、送客量を急に増やせる構造ではありません。

ミチフルの料金|面談実施1件2万円から、月額なし

課金されるのは面談が実施されたときだけ

面談実施課金という言葉は、送客課金や月額定額と混同されがちです。違いは課金のタイミングにあります。送客された時点ではなく、面談が実際に行われた時点で費用が発生します

つまり求職者が当日来なかった場合、その分の費用はかかりません。ドタキャンのリスクを送客する側が負う設計です。初期費用も月額もなく、利用期間や人数の縛りもありません。

月額定額型との損益比較

月額定額の送客サービスと並べると、損益の分岐点が見えます。ここでは月額3万円で面談し放題という条件の求職者送客ナビを比較対象に置きます。

求職者送客ナビの評判は?月3万円が割高になる紹介会社の共通点
月の面談実施数ミチフル(2万円/件)月額定額型(月3万円)
0件0円30,000円
1件20,000円30,000円
2件40,000円30,000円
10件200,000円30,000円

金額だけを見れば、面談が2件を超えた時点で月額定額のほうが安くなります。ミチフルの公表値である1社あたり月平均10名という送客数で計算すると、月20万円です。単価だけで比べれば高い部類に入ります。

それでも選ばれている理由は、送られてくる求職者の状態が違うためです。次の章で見ていきます。

着席率83%という数字をどう読むか

業界平均60%との差

ミチフルが公表している面談着席率は平均83%です。発表資料では競合サービスの平均を60%として比較しています。事前に60分の面談を挟んでいることが、この差の背景にあります。

60分話した相手から紹介された先には、行かない理由が減ります。逆に登録直後の求職者情報だけを受け取る形式では、本人の転職意欲が固まっていないまま日程だけが入ります。

差はお金ではなく面談枠に効く

ここは誤解されやすいところです。ミチフルは面談実施課金なので、来なかった分は課金されません。着席率が低くても、金額としては損をしないのです。

では83%という数字は何に効くのか。答えはキャリアアドバイザーの予定枠です。面談の予定を10件入れて6件しか来なければ、4件分の時間が空いたまま潰れます。1件1時間として月4時間。年間で48時間です。

月10件の予定を入れた場合着席率83%着席率60%
実施できる面談8.3件6件
空振りする枠1.7件4件
年間で無駄になる時間約20時間約48時間

差は年間28時間。キャリアアドバイザーの人件費を時給換算すれば、この差がそのまま利益に効きます。送客サービスを選ぶとき、単価より先に着席率を聞くべき理由がここにあります

ミチフルの評判・口コミ

求職者側が評価している点

  • 求人の押し付けや、強引に転職させようとする誘導がない
  • 自分では気づかなかったキャリアの選択肢に出会えた

この2点は、着席率の高さと同じ根から来ています。押し売りされない面談だったから、次の面談にも行く。送客元がどんな面談をしているかは、受け取る側の着席率に直結します。

求職者側が挙げるデメリット

  • 紹介されたエージェントが、希望とは異なる分野に強いところばかりだった
  • 担当者によって対応の質にばらつきがある
  • 若手向けに特化しているため、30代以降には向かない
  • 口コミ自体が少なく、実績を確かめにくい

1つ目は受け取る側にとっても他人事ではありません。求職者の希望と自社の強みが噛み合っていない送客は、面談しても決まりません。それでも面談実施課金は発生します。

人材紹介会社側が確認すべきこと

  1. 自社に送客される求職者の条件を、どこまで指定できるか
  2. 希望と合わない求職者が送られてきた場合、課金はどうなるか
  3. 面談実施の定義は何分からか。途中で切れた場合の扱いは
  4. 2万円という単価が上がる条件はあるか

ミチフルが向く会社・向かない会社

向いているのは面談枠が貴重な会社

  • キャリアアドバイザーの人数が限られ、空振りの面談枠が痛い
  • 20代の営業職・事務職向けの求人を数多く持っている
  • 月によって送客量を調整したく、契約の縛りを避けたい
  • 決定単価が高く、面談1件2万円を吸収できる

向かないのは単価が低く量で回す会社

  • 面談を数多く組んで確率で決める運用をしている
  • 30代以上や専門職を主戦場にしている
  • 決定単価が低く、面談1件2万円では採算が合わない
  • 月10件を大きく超える送客量を求めている

面談を挟むか、顕在層を直接受けるか

ミチフルの設計は、送客前に60分をかけて求職者の状態を整えるというものです。着席率は上がりますが、その分だけ単価に反映され、送客までのリードタイムも発生します。

私たちが運営するサクレキは、別のアプローチを取っています。転職顕在性の高い求職者をリアルタイムで送客する完全成果報酬型で、面談を挟まずに動いている求職者をそのまま渡します。固定の月額は発生しません。

どちらが合うかは、自社の面談体制で決まります。丁寧に整えられた求職者を少数受けたいのか、動いている求職者を早く受けたいのか。現状の月間面談件数と決定単価をお伝えいただければ、どちらの形が噛み合うかを含めてお答えします。

ミチフルの評判を判断するための要点

  • 運営は株式会社Monoridge。送客前に60分のキャリア面談を実施している
  • 面談実施1件2万円から。初期費用・月額はなく、期間や人数の縛りもない
  • 面談着席率は平均83%。来なかった分は課金されない
  • 着席率の差は費用ではなく、空振りする面談枠として効く
  • 送客されるのは20代・平均27歳。営業職と事務職が7割を占める

単価2万円は送客サービスの中では高い部類です。それでも面談枠を空振りさせない価値のほうが大きいなら、合理的な選択になります。自社の面談1枠の価値を金額で出してから判断してください。

ミチフルに関するよくある質問

ミチフルの料金はいくらですか?

面談実施1件あたり2万円からです。初期費用と月額費用は無料で、利用期間や利用人数の縛りもありません。課金されるのは面談が実際に実施されたときだけなので、求職者が当日来なかった場合の費用は発生しません。ただし面談実施の定義が何分からなのか、途中で終了した場合はどう扱われるのかは商談で確認してください。

着席率83%はなぜ高いのですか?

送客する前にミチフル側のキャリアアドバイザーが60分のキャリア面談を実施しているためです。一度じっくり話した相手から紹介された先には、行かない理由が減ります。発表資料では競合サービスの平均を60%として比較しています。登録直後の求職者情報だけを受け取る形式では、本人の転職意欲が固まらないまま日程だけが入るため差が出ます。

どんな求職者が送客されますか?

20代に特化しており、平均年齢は27歳です。希望職種は営業職と事務職で7割を占め、職種を決めきれていない層も一定数含まれます。30代以上や専門職を主戦場にしている人材紹介会社では、面談しても紹介できる求人が出てこない可能性があります。自社の保有求人と年齢層・職種が噛み合うかを先に確認してください。

月にどのくらい送客されますか?

サービス全体の月間送客数は250名で、1社あたりの月平均は10名とされています。1件ごとに60分の面談を挟む設計のため、送客量を急激に増やせる構造ではありません。月10件を大きく超える量を求めている場合は、他の手段との併用を前提に検討してください。